訓練

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「でも兆候が起こってもそれが分からないとイメージのしようがないじゃん?」 鉄也の言葉に仁は理解した。   閻の能力は普通でないと。仁にしてみれば能力だの昇華だの言っている時点で普通でないと考えている。 そして閻は語り始めた。 「俺の能力はここの組織、それと、関連している会社の中で誰一人として同じ者がいねぇ。だからな兆候が起きてもそれが兆候であるかも分からなかったな。まぁ、俺の場合、兆候が起きたとは言えないのかもしれん。」
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