訓練

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「俺の場合は特殊だった。兆候が起こる、起こらないの前に、ある時、そうゆう段階を通り越して覚醒したんだよ。それは、護送での任務の時だ。組織『銀の羽』との関係を持つ会社にどこの組織か分からないスパイが潜伏していた。まぁ、そいつは捕まったが中々、口を割らず何も自分の情報を吐かなかった。そして、読心の能力を持つ物がそこの会社にいなかったからここ本社に護送する事になった。まぁ、俺もそれは正しい判断だと思う。   そいつが捕まったと向こうも知れば襲撃を仕掛ける可能性もなくわないからな。 読心の能力者がこちらに派遣されてもその間に襲撃を受けたらどうしようもない。そこには非戦闘員も多く襲撃を受ければ多くの犠牲が出るかもしれない。それだけでなく、スパイを奪還させられる恐れもある。組織としては、情報が欲しいのか後者だけは、どうしても阻止したかったのだろう。そしてスパイを本社に護送する事になったて訳だ。  そして護送者、付き添い、警備係として選抜されたのが身体強化の能力を持つ者、2人と俺だ。」
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