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「あぁ、事実だ。お前が疑う理由、イライラする理由は分かるがまぁ、最後まで聞けよ。」
鉄也がイライラしているのを察したがそれは話が脱線していることだと誤った考えをしていた。
鉄也はそれが違うということ、敵の能力が知りたいため
「なんか勘違いしているようすっけど俺がイラついてんのは、話が脱線してっからじゃないすっよ。」
閻の勘違いを指摘した。
「なんだ違うのか。それじゃなんだ。お前がイライラしてんのは?」
「自分に出来ないことを歳が近い奴がしたつーことすっよ。物質変化したナイフで身体強化したアドノマリーを切ることは俺的にはあり得んことだしそれが出来る奴がいるのが信じらんないすっよ。」
閻は少し苦笑し、現状の力では満足してない鉄也に感心した。
(こいつは、まだまだ伸びるな。いつかは俺を超すだろう。)
と思う。
「まぁ、最後まで聞けよ。俺も最初は物質変化で昇華したナイフだと思っていたがそれだけじゃなかった。
「・・・。」
鉄也は黙って閻の話を聞くことにする。
「2人がその場に倒れるのを確認すると殺し屋がスパイのいる席の方に歩を進めてきた。そしてドアをナイフで斬り付けスパイを奪還した。俺は恐怖でその場から動くことが出来なかった。俺は首だけを動かし奴等をみた。何やらスパイが殺し屋に呟いていた。その後に殺し屋が腕を上げナイフを俺に向け『申し訳ないのですが、あなたには死んでもらいます。』と。殺し屋のナイフは何か透明な液体のようなものがナイフの刃の部分だけを覆っていた。」
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