訓練

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「声?」 「あぁ、その声は俺の声だった。だが俺の意志で発した声ではない。内なる俺の声だ。そして、その声は俺に『俺に死をもたらす者が現れたのならば、そいつを滅しろ。今、俺の目の前の敵を滅しろ。そして、俺を起こせ!呼べ!叫べ!俺の名は!紅蓮!』その声を聞いた直後俺は、勝手に解放モードになり、さらにオーラの色は緋色に変わっていた。元は白だったんだがな。」  「殺し屋はどうなったんすっか?」  「生きていた。手に握られていたナイフは俺の爆風によって溶けていた。俺は殺し屋に向かって腕を挙げる。俺の脳内に見せたビジョンをそのまま昇華させるイメージ。俺の能力はエクスプロションだと理解した。よって、セオリー道理に初めての昇華を試みる。イメージは爆破だ。すると、俺のオーラが粉々に風に流されるように殺し屋を囲む。殺し屋は俺の能力に気付いたのか知らんがその舞っていたオーラを再びナイフを昇華しナイフから水を噴出しながら回転切りでオーラを自分から遠ざけた。だがもはや粉塵化した俺のオーラを全て遠ざけることは出来なかった。俺はオーラを爆発させる。周りに飛び散ったオーラから殺し屋の払いきれなかったオーラが広範囲に渡って爆発する。以上が俺の覚醒の話だ。」
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