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記念日が終り、私と啓太は仲良くやってる。店に行く回数も減り、私は・・・幸せな日々を過ごしていた。
でもりんかには不満がつのり、限界がきていた。
もっと早くに気付いてあげれたら良かったんだけど、自分の事で精一杯だった私には、りんかの変化には気付く事ができなかった。
今日もいつも通り・・・仕事に向かう。仕事場に着いたら、りんかはもう来ていた。
『おはよう』
『・・・るい話あるんだけど』
『えっ何?何かあった』
『あのさ、本当の事言ってほしいんだけど、私の事を友達だと思うなら事実を教えて』
『えっ?何』
『永遠は、私以外に彼女居るよね?用は本彼・・・付き合ってるのにエッチもないし。家に行った事もないし、外で中々あってくれないから、気になってたんだけど。るいなら知ってるよね?』
『もし、何かあったとして、それを聞いてどうするの?』
『もし、彼女が居るなら、別れる。本当の事が分かれば、苦しまなくていいし、考えなくてすむし。それに、別れたからと言って店に行かないとか、るいから聞いたとか言わないから教えて』
『う~ん。りんか、私の立場は分かるよね?何かあってそれをりんかに言った時、私はどうなると思う?永遠と啓太に責められるよね。』
『友達なら言ってよ。るいだってホストの彼女なんだから、どれだけ辛いとか分かるでしょ?私は我慢してきた。でも限界なの。今の状態に、だから全て知りたいの。お願いだから、本当の事を言ってよ。るいにしか頼めないの』
『もし・・・言って傷付いたら?今以上に悲しかったり、苦しくなっても、それでも全てを受け止められるなら私は全てを話すよ』
『受け止める』
『分かった。始めっから話すね』
『もう嘘は嫌だからね。事実だけを話してね。』
『・・・分かった』
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