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「はい、どうぞ。
召し上がれ。」
テーブルにホウレン草・きのこ・ベーコンのクリームソースパスタ、シーザーサラダ、ビールが並んだ。
「す、すごいね。
料理できるんだ。」
「そりゃね。
大学通ってからずっと一人暮らしだし。」
「そっか。いただきます。」
「ちょっと待って。」
プシュ!
「乾杯が先。」
ビールをお互い注いで、グラスをカチンと合わせた。
「センセのスッピンに乾杯。」
「ちょっと!」
「あはは。冗談だってば。」
背広を脱いでシャツの腕まくりをした時峰は妙に色気があり、そうかと思うと18歳のままのような無邪気さもあり、すっかりペースを持っていかれている。
まあ、何故か振り回されるのも悪くないと思ってしまうのだが。
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