91219人が本棚に入れています
本棚に追加
「そ、そろそろ帰るね。
時峰君明日も早いんでしょ?」
「ん。早いよ。」
「ごちそう様。
ホントおいしかった。
ありがとね。」
「いーえ。
どういたしまして。
今度は作ってね。」
何と返答していいものやら分からなくて、無言で笑い玄関へ向かった。
靴を履き、もう一度振り返ってお礼を言おうとすると、時峰がすぐ後ろに立っていた。
部屋の明かりのせいで逆光になり、あまりよく表情が見えない。
最初のコメントを投稿しよう!