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それに気づいてここに運んでくれたのが、仕事でパートナーを組んでいた後輩の遠山俊介。
それまで仕事で無遅刻を誇っていた私が、何の連絡もなしに会社に現れず、携帯にも自宅電話にも出ないことを心配して私の部屋を訪れた遠山が見たもの……。
それは、規定量をはるかに超えた睡眠薬をアルコールで飲み干して、昏睡状態になった私だった……とあとで私の主治医が教えてくれた。
私は気づかないうちに、自分で自分の心を病に追い込んでいたのだ。
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