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「晴斗…ちょっとこっちへ来てください」
「別にいいけど…何?」
ちょっとだけほっぺが赤くなってる兄ちゃんに呼ばれて近くまで歩いていくと…
『!!!!!!!!!!』
突然抱きしめられました
「っ!?////」
俺が目を白黒させて驚いていると兄ちゃんは指に俺の髪を絡ませながら口を開いた
「晴斗…あまり僕を心配させないでください…」
「…ぇ?」
低く響くその声はいつも聞いていた声とは違うものに聞こえて思わず顔を上げようとするが頭をなでられて阻止されてしまった
「心配…?」
「えぇ、しらない人から簡単に物を貰ってはいけませんよ、ぬいぐるみも私が買ってあげます」
「…うん」
「いい子ですね、もし晴斗がその人に連れ去られていたらと考えると寒気がします…」
「ごめんね、兄ちゃん…今度から気をつけるよ…」
「いい子です」
優しく頭をなでられた俺は体の力を抜いて兄ちゃんにもたれた
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