3813人が本棚に入れています
本棚に追加
「……兄ちゃんは俺の兄ちゃんなのにぃ…」
ボソっと小さくつぶやくと耳ざとくその言葉を聞き取った兄ちゃんの頬は赤みを増した
「晴斗…それ狙ってやってるのなら悪魔ですよ…」
「…へ?っていうか聞き取らないでよっ//」
「…聞いたんじゃなくて聞こえたんです」
お互いに頬を染めあって会話をかわす俺たちはさぞかし異様だろうな…
ぅー…でも俺悪くないもん!気持ち悪いとか言うなよな!←
「あのー…俺帰っていいっすか…」
うんざり…といったような声色で俺たちに割って入ったのは俺が道連れにした男子生徒君だった
「…ん?あなたは…確か…」
フッと考えるように目を伏せた兄ちゃんに周りがキャーキャーと騒ぎ出す
こいつらどっから声でてんだろ…
.
最初のコメントを投稿しよう!