邪魔者、、、

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後処理を済ませ、お互い無言で黙っていると 喜代「あ~…っと、オッサンいつ来るんだかな」 歯切れの悪い物言いをしつつ、頭をかき少しため息をつきつつ、チラリ和仁を見ると目線を逸らし再びため息をついた 和仁「そ、そうですね…」 俯き答えれば、チラリ喜代を見るがすぐ視線を逸らした お互いに何か変な空気だとは思いつつも、打開できずに沈黙が続き 和仁「…ッ!」 沈黙に耐えきれなかったのか、和仁は立ち上がると床に座る喜代の前に立ち 喜代「ん?どうし」 何故目の前に?と、問いかけようと和仁を見て言っている途中で、和仁に抱きつかれた 喜代「ちょ!!ど、どうしたよ?!」 驚きを隠せないまま、両手はどうすべきかと思いつつも、シドロモドロに問いかけると、和仁は喜代の両肩を掴み少し離れては喜代を見て 和仁「喜代がどこに居たって、俺は―」 唇を噛み締め、真剣な表情で言う途中、入り口が勢いよく開き ??「おー待たせ…あ~なんだ、わりぃ、邪魔したな」 入ってきた男、おそらく50半ばだろう人は、現状見るなり空気を読んだのか、苦笑い気味に言うが出て行く気配もなく 和仁「…あ、い、い、いえ…その…」 お互いにそのままの体制で入って来た男を見つつ、我に返った和仁は喜代から離れては、頬を赤らめつつ、後ずさりしていると、スッと立ち上がった喜代に腕を掴まれ 喜代「おっせーよ、オッサン!つうか、わざとだろ!邪魔すんな!」 心底深いため息をつけば、入ってきた男を睨み、言い放った ??「当たり前だ!この部屋でよくもあんなことしやがって」 喜代の言葉を鼻で笑い返しては、見下したような見方をし言えば事をしていた場所に目をやると、和仁は真っ赤になって俯いた 喜代「うっせ!なら早く来いつーの!いって!!!」 なんの対抗心なのか、恥じらいもなくいい放つ喜代に、俯いていた和仁が喜代を殴ると ??「あははははは!こりゃいいな!」 男は何故か大爆笑しだした 和仁「え?!」 さすがに何がなんだかわからなくなり、ビックリしつつも、不安げに喜代を見ると 喜代「い、ってて、このオッサンはここのつうか、この国1のお偉いさん」 和仁を掴んでいた手を放し、殴られた部分をさすり、不満げな面持ちで和仁を見てから、男の方を見て言うと、男は和仁の前に立ち
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