喜代の秘密

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会合はやはりすごい人たちばかりで、喜代の隣に座ったものの、唖然としていると国長と目があって、和仁の顔を見ては苦笑いし 永井「今日は有名人でもある、蓮根和仁君に来てもらっている、名を耳にした事がある者も多いだろから、本人から自己紹介してもらおうか、いいかね?」 咳払いをすると、話し始めてはニヤッと和仁を見てシレッと発言した 和仁「え?!あ、えっと、は、初めまして、薬剤師をしてます、蓮根和仁と申します」 医療分野における、スペシャリストの集まりの会合で、全ての視線が自分にある重圧のようなものを感じながら、自己紹介すると拍手が返ってきた。 ホッとしつつ喜代を見ると、ニッコリ笑っていた 会合の話は凄く専門的なのと、新種の話、ホント、為になる感じの会合ではあったものの、白熱する会話だらけで、気付けば4時間も過ぎていて、終わった頃には5時間だった。 喜代「はー。マジ疲れた。大体おっさん達白熱しすぎだろ。さて、三月の待ってる家に帰るか」 廊下を歩きつつ、背伸びすると、和仁を見てニッコリ笑った 和仁「そうですね、ま、今頃は芦屋と一悶着ありそうですけどね」 最初の発言に同意ではあるが、苦笑いすると、頷きクスッと笑い建物から出た
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