夏休み

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「まあ、親父の実家の墓参りに来ただけだからな。」 『そうなんだ。何て言ってる。私も、じいちゃんの家に夏休みや冬休みに来てるだけなんだけどねっ!クスッ』 なんだ?なんちゃって地元っ子な発言。即却下娘?しかも、ちょい笑顔が、可愛いとかって・・・。 『それより、今年買ったお気に入りのワンピ、初めて着たばかりなのに、尻餅つかせたんだから、何かおごりなさいよね!!』 なんだそりゃ?さっきから、一方的過ぎないか?しかも、気持ち睨んだぐらいにして、まあ、半端な(イナゾウ)がいるから、アイスぐらい買ってやるかな? 「ああっ。アイスぐらいだったら、買ってやるよ」 『やった☆いってみるもんだねo(^-^)oあずきバー三本!忘れないでよ!』 「分かったよ。もうちょい歩くと、駄菓子屋あるから、そこでいいよな?いくぞ!」 なんか分からないけど、安上がりな娘だな~。たしか。一本三十円だったかな? 『へいへい。わかりやしたよ~』 なんて、会って間もないのに、意外と気が合いそうな空気を感じつつ。二人並んで、歩いていた。
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