ペガサス姫と仲間①

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  「さて――、わざわざ外に呼び出すなんて 何か大切な話だろ? もうすぐ日暮れだ。あまり時間がないね。」     そうだった。   つまらない事で怒っている場合ではない。 世話役のパナ には内緒で抜け出してきたのだ。     日頃から部屋を抜け出して広々とした庭を散歩したり、使用人の部屋へ遊びに行ったりと落ち着きのなさには自信がある。   おかげで少しくらい姿が見えなくても どうという事はないだろう。     しかしお父様にバレるのは怖い…      
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