二人がかりで

10/17
23人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
(継母=御免ね奈美チャン、朝から嫌な思いさせて、)(奈美江=アタシの事は、別に構わないわよっ、ただあんまりこのガキの態度が気に食わなくてさぁ!昨日のヤキは、ひとっつも効いてないんじゃないっ!このガキは、又ガッチリヤキ入れてやろぅかっ恭チャン、)(継母=待ってたのよっ、奈美チャンのその言葉、昨日の今日だからサァ、奈美チャンがやってくれるなんて夢にも思ってなかったからわたし、今、奈美チャンが言ってくれたので凄く気が楽になったわよっ、わたし)(奈美江=そんなにアタシに気を使わないで恭チャン、本当は、アタシ子供の折檻てっ大好きなのよ、アタシには、子供は、居ないけど、もしアタシに子供が居たら、間違いなく殺してるわよっ、ぞくに言う子供の折檻死てっやつ、だから昨日は、とっても楽しかったわよっ、)(継母=それを聞いてわたしも一安心よっ、わたしだって由美子は、実の子供じゃないんだもの、だからわたしも奈美チャンと同じなのよ、本当血縁関係が無いと言うのは、恐ろしいものよねっ、だからわたし昨日の奈美チャンのやり方に感動しちゃったわよっ、だからわたしも思う存分任せられるわっ、)(奈美恵=それじゃお楽しみは、後にしてまず、一杯やりましょっ、)(継母=そぅね、時間もたっぷり有る事だしね、)と言うと二人は、おもむろに煙草を吸いながらお酒を飲み出したのです、そして私は、継母と奈美恵おばちゃんがモゥ恐ろしくて、恐ろしくて、奈美恵おばちゃんの家から、逃げだそぅと思い、じっと二人の様子を伺っていたのです、しかし私の思いは、呆気なく閉ざされてしまったのです、それは、奈美恵おばちゃんが、私の良からぬ考えをしっかりと見抜いていて、私が行動を起こす前に、昨日と同じよぅに、玄関や勝手口、それにトイレと部屋の窓全てに、キッチリ鍵をかけてしまい、子供の力じゃ、到底開ける事等出来ないよぅうにしたのです、これで私は、奈美恵おばちゃんの家からは、一歩も出る事が出来なくなったのです、私は、全てを諦め、モゥどぅにでもなれと、ふて腐れ気味になり、継母達が、酒盛りをしてる様子を、見詰めながら、ブルブル体を震わせていました、すると奈美恵おばちゃんが、昨日と同じよぅに、凄い目付きで私を睨みつけながら、ジュウスとオヤツを持って来て、(奈美恵=ホラッ!しっかり食べときなさいっ!)と言い、又継母と酒盛りをやり出したのです、
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!