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此処は桜の木に囲まれた、紅桜高校、なので毛虫の数は計り知れない。
今、生徒達は1時限目の真っ最中。
〈一年C組〉
夏子「えー、貴方達も昨日の9時42分12秒に我が高校の生徒と成った訳ですが…」
一年C組担任の夏子先生がツッコミ所満載の挨拶をしている一方、生徒の中で爆睡している生徒が居た。
成也「zzz…」
この物語の主人公みたいな人、成也だ。
成也は机に俯せになって寝ている。
?「あの…見つかる前に起きないと怒られ…ますよ?」
成也の隣の席から弱々しい声が聴こえた。
成也「ん…?…あんた誰?」
成也は目を擦りながら身体を起こしてそう聞く。
玲奈「あっ…私、隣の席になりました…、れ…玲奈です」
玲奈はそう言って、俯く。
成也「お隣りさんか、俺は成也…ま、適当に覚えといてくれ」
玲奈「は…はい…」
これより、成也達の学園生活の始まりである。
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