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月曜日…
私は斗真くんに会うのが辛かった。
顔見ただけで泣いちゃうんじゃないかと思った。
そんな私をよそに、朝斗真くんはいつものように、
「おはよう!
美奈ちゃん。」
と、優しい笑顔で言ってくれる。
どうせ…その笑顔だって私だけに向けてくれている訳じゃない…。
きっとあの子にも…。
もう嫌だった。
何もかもマイナスに考えてしまう自分が…
私はイライラする気持ちを押さえながら平静を装った。
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