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そして、放課後…
今日は部活の日だった。
私が、教室で準備をしていると、あいつが後ろの席から体育館まで一緒に行こうと私に言ってきた。
やめて…
もう…構わないでほしい。
私は、無言で教室を出た。
すると斗真くんが私を追ってきた。
私が早歩きで歩いている後ろから呼ぶ。
「美奈ちゃん!
俺…なんかした?」
違う…
違うんだよ…
斗真くんは何も悪くない。
私が勝手に嫉妬してるだけ。
私は言った。
「ごめん…なんでもないの。
斗真くんは何も悪くないから…。
1人になりたい…」
そこまで話すと、私の目からは涙があふれ出てきた。
今泣いちゃいけない…
斗真くんの前では泣いちゃいけない…
必死に涙をこらえようとしたけど、どんどん私の涙は出てくる。
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