-最悪の告白-

5/9
2174人が本棚に入れています
本棚に追加
/178ページ
そして、放課後… 今日は部活の日だった。 私が、教室で準備をしていると、あいつが後ろの席から体育館まで一緒に行こうと私に言ってきた。 やめて… もう…構わないでほしい。 私は、無言で教室を出た。 すると斗真くんが私を追ってきた。 私が早歩きで歩いている後ろから呼ぶ。 「美奈ちゃん! 俺…なんかした?」 違う… 違うんだよ… 斗真くんは何も悪くない。 私が勝手に嫉妬してるだけ。 私は言った。 「ごめん…なんでもないの。 斗真くんは何も悪くないから…。 1人になりたい…」 そこまで話すと、私の目からは涙があふれ出てきた。 今泣いちゃいけない… 斗真くんの前では泣いちゃいけない… 必死に涙をこらえようとしたけど、どんどん私の涙は出てくる。
/178ページ

最初のコメントを投稿しよう!