2174人が本棚に入れています
本棚に追加
/178ページ
そして、私はついに言ってしまった。
「もうやめて！
こういう事しないで！
あんたなんて…あんたなんて…
私の事好きだなんて言っておいてどうせ…
あんたは誰にでもこういう事する…
所詮軽い男じゃん…
うっ…ひっく…あんたなんて…」
言ってしまった…
取り返しのつかない事を言ってしまった…。
「お前…何言ってんの…？」
斗真くんは、そんな私を意味がわからないといった表情で見つめていた。
斗真くんからして見れば、そう思うのも無理はない。
私が…勝手に嫉妬して…
勝手に斗真くんをせめているだけ。
自分の気持ちも伝えられずに…
ただ斗真くんにあたっているだけ。
最初のコメントを投稿しよう！