-大好き-
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『あなたが大好きです』 って…。 その私の想いが詰まった小さな紙切れを、私は後ろも振り向かずに手だけ伸ばして斗真くんの席においた。 ドキドキ… ドキドキ… 心臓がすごい速さで動いていた。 授業中の静けさの中、私の心臓の音が皆に聞こえてしまうのではないかと思ったほど。 すると、一瞬の間があった後―… ガタンッ… えっ… 斗真くんが席を立つ音が聞こえた。
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