-彼-

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「…うざい。」 そう私がめんどくさそうに言うと… わざとらしくシュンとして、 「本気なのに…」 と、可愛らしく言う。 すると、 「何また人の彼女捕まえてくどいてんだよ!」 と、少し怒り気味で駿くんが部室から出てきた。 「彼氏のお出ましか。 ならしょうがない。 んじゃあ、お疲れさん!」 そう言って、斗真くんは帰って行った。 「はぁ…。」 残された私と駿くんは同時にため息をついた。
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