Season.00          "狩りに生きる道"

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世は弱肉強食を 基準に生きる時代 かつて歴史には 災龍"ヴァルディ"という 伝説の龍が存在し・・ 人々に災いをもたらす 厄災神として恐れていた そんな時・・現れたのが 伝説の犬闘士(ブルドック) "ホットドッグ"である 災龍との死闘に傷を 抱えながらも災龍の 災いから人々を守り続けた・・・ 何とも勇ましい犬闘士だった しかし・・ホットドッグの 体力の限界は近い ホットドッグは息苦しみながらも 自らの命を引き換えに・・・ "超・龍封印の術"で災龍を 封印し自らの命を絶った そのお陰で人々に 災いから消え平和を 取り戻したという説がある 舞台は この説の数年後に遡る 〓ホットドッグ村〓 この小さな村のある小屋で 赤ん坊の泣き声が聞こえてくる 赤ん坊 「おぎゃーおぎゃー」 周りにいる村の人々は その泣き声を聞く度に 毎日毎日元気をもらい 幸福を感じていた 赤ん坊は4日前・・ 雷が如く大雨の中 段ボールで捨てられていた・・・ 《回想》 〓トースト草原〓 その場にいた 一人の少年と黒猫(メラルー)は 風翔龍"クシャルダオラ"との 戦いの真っ最中であり 風翔龍は咆哮を雄叫び 赤ん坊はその咆哮に 恐怖感を抱き泣き始めた クシャルダオラ 「クギャアァア!!」 赤ん坊 「《!》・・おぎゃあぁあぁ!!」 少年と黒猫は驚くこと・・赤ん坊に振り向いた 少年 「(ハッ!このままではマズイ・・・)」 黒猫 「旦那様!何とかするニャ!」 赤ん坊を避ける為にクシャルダオラを 他の場に移すよう誘導しなから 少年はドスギアノス系統大剣 ゙蛇剣【黄金牙】゙を振る舞い 黒猫は"ドスランポストサ鎌"を 振り回し戦い戦い続けるごと・・ ようやく赤ん坊が泣き止む時 クシャルダオラは体力が尽きる前に その場から逃げ去った 雷が如く大雨は やがて晴れて・・・ 少年 「ふぅ・・」 黒猫 「何とかやったのニャ・・・・」 少年と黒猫は赤ん坊の 元へゆっくりと歩いた 赤ん坊を見つめながら・・ 少年 「お前・・捨てられたのか? 可哀相になぁ・・・行く宛てが ないのなら俺が面倒見てやるよ」 黒猫 「・・・旦那様」 少年 「ん?」 赤ん坊の足元に 紙切れらしきものがあり 少年はその紙切れを手に取り・・ 黒猫は不思議そうに それを見つめる
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