涙は涸れることを知らない

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奈津美は自分が呼ばれていることにしばらく気がつかなかった。 「どうしたんですか、こんなところでぼーっと座って」 目を上げると、どこかで見たことのある顔が目の前にあった。 男にしては可愛らしい顔をしていて……どこかで見た顔なのに、思い出せない。 えっと……だれだっけ?
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