事の発端(ほったん)

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「はぁ、はぁ…」 知らない道を走り続けてどれくらいたっただろうか。 目の前にある看板「ガンショップ」を見て考える。 「何で外国にいるんだよ…ったく」 ドアを開けながら呟く。 彼女…「亜季」は数十分前(本当は二日前、時間が曖昧になっている)まで日本にいたはずなのだ。 ゲーセンに行った帰り道何者かに連れ去られ、気がついた時にはここにいたというわけだ。 「誰もいないな…」 とりあえず休もうと座り込む。
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