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夏に沖縄は、やっぱり暑い。学園長は大学受験の為早めの修学旅行を決行した。本当なら秋になる予定だったのに。しかし、今日は晴天である。
「翔堤高校の皆さんこちらに集まってください!!翔堤高校こちらです!!」
バスガイドさんの声が響く。平和の記念塔での食事をする事になった。私達のグループは近くにあったタコス屋で食事をとる事に。
「亜美!!こっち!!席無いょ~!!」
遥が広々とした店内で席を探していた。遥は男子の目を惹きつけるような美人である。でもそんな事気にしないぐらいポジティブでマイペースなので、誤解から敵を作りやすい。
「外で食べようょ~暑いけど」
黒髪の綾香が話かけてきた。
「奈緒いぃ?」
「綾香お腹減って死んじゃいそぅだから~外行こう行こう~」
「アーチャン~マジ死んじゃう」
この2人は綾香と奈緒。奈緒は凄く元気いっぱいの楽しそうな子で、綾香はクールな綺麗めお姉さん。
「遥!!外で食べよう!!」
「了解ぉ!!」
そう言うと遥はタコスとカレーの乗ったお盆を揺らしながら走って来た。
冷たい風がさっと吹いた。
「タコス旨い!!」
「パナィんだけど~!!」
綾香が喋れば奈緒がうなる。
「ってか遥食い過ぎじゃなぃ?部活終わって肥るょ」
「亜美ちゃん心配してくれてありがとう~ぅ~大丈夫大丈夫~好きな人も居ないし~多分肥らないょ(笑)」
本当に遥と居るとポジティブに救われると言うのか、心が和む。
「ねぇ~遥が写真撮って~」
奈緒が遥にカメラを渡した。
一瞬寒気がした遥かの目がひっくり返った様に見えたからだ…
「…撮るよ~」
奈緒を真ん中に私と綾香で写真を撮る。「1+2は?」
「2~」
遥の持つカメラからフラッシュがたかれる。
「ぶぶ~3でした~笑」
「あ~!!やられたぁ!!じゃぁ次うち撮る~」
きのせいか
ホテルに帰るとみんなでお菓子を食べながら世間話をしていた。遥は1人で撮った写真を見ていた。
「奈緒2組の庄司に告白された後どうしたん?」
「え~なんか受験で時間無いから断ったょ~つまんなさそうじゃん」
「もったいない、庄司狙ってる子多いのに。」
「あんまりいぃ噂聞かないよ庄司。」
「ねぇ綾香~カメラ壊れてるみたぃなんだけど…どうしよう……」
遥が綾香に訪ねた
「マジ?ちょっと抜けるね」
綾香は隣の部屋の遥の所に行った。
「で、庄司とは何も無いの?」
「あっ、何その疑いの目は?無い無い~第一私は芸能人しか興味無いの」
「でたよ~はいはぃ」
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