救い人

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ばんっとドアを開けてぎょっとする。 「お前ソファで人を押し倒すの止めてくれないか」 開けた先にはダイニングキッチンが合ってそこのソファで二人を発見した。 「あー?良ーじゃねぇか可愛いぞ」 そういう問題じゃないだろ? そいつ半泣きじゃん。 「りょうぅ~」 緩んだ腕の中から俺に駆け寄ってくる半泣きの男の子。 俺ノーマルだから素っ裸の男抱き締める趣味無いんだけど…。 とか思いつつ男にしてはかなり可愛い彼深は何故か心を許してしまう。 「お前は服を貸してやるから服を着ろ」 腕の中でぐずってる奴の頭を二、三度撫で直ぐに離す。 だってソファに座ってる奴がにやけた顔でこっちを見てきたから。 「こい…服貸してやる」 未だ素っ裸の奴を連れ自分の部屋へと入って行った。 .
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