はじまり

2/6
前へ
/184ページ
次へ
今日もスクールバスの窓から見える 空の色に見とれていた。 僕は成瀬祐介。 青葉高校2年生 今日は始業式だ もう、入学してから1年が経過しているのかぁ~と思っていた。 いつものように 僕は、いつもの席で いつもと同じ風景を見ながらいつものように心地よく寝ていた。 そして、いつもと同じように『なんで僕の隣はいつも宮崎有希なんだろ?』と思っていた。 宮崎有希 青葉高校2年生 学校で上位に入る美女で大手の宮崎グループ社長の一人娘らしい。 成績優秀、今まで何十人の男子から告られたらしいがすべて断ったらしいその理由が『今、好きな人がいるのでごめんなさい』らしい… 今まで僕は、宮崎さんと会話がちゃんと成立した記憶がない。理由は僕が極度の上がりしょうだからだ。 そんな疑問を持ったまま寝ていた 「キィーキィー」 とスクールバスが音を立てながら急ブレーキを踏んだ……
/184ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2964人が本棚に入れています
本棚に追加