悪夢の夜

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パチッ 玄関のスイッチを押すと パチパチツと部屋が明るく灯る 流石に気付いたのか、盛り上がっていた2人は、ピタッと止まり、やっと、私と視線が合う その瞬間、雅樹は細い目を大きく一瞬開いて 「千、沙…‥」 一言、名前を呼んで、言葉を詰まらせた (何なの?弁解の一言も無いんだ‥‥) ショックと怒りが入り交じって、頭の先が痺れてる 雅樹の手は、まだ女の腰に回ったままで、女の方は、私を見ると、不機嫌そうに鼻で笑いながら 「何?この子?雅樹の妹?」 挑発的な目線で私を見ながら、雅樹に擦り寄る プチッ 私の中で、何かがキレた 瞬間、雅樹の腕を引っ張ると、渾身の力で、平手打ちした バンッ!!! 大きく音が響くと、2人を裂くように、玄関を飛び出した
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