~出会いと始まり~

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ちなみに恭助は3時間目には席に着いていた どうやって生き返ったか聞いてみたら、なんでも通りかかった見知らね人が復活の呪文を言ってくれたらしい……… その人何者だよ…… まぁ、今はそんなことはどうでもいい。問題は恭助が必死に何か言っていることだ 隣と言っても、声が小さくて上手く聞き取れない 「おぃ優希、前見ろって!!前!!」 なんとか聞き取ることには成功した。でも 前に何があるってんだよ そんなことを思いながら前を向くと、目の前に白いモノが凄い速さで飛び込んできた えっ? 気づいて避けようとした時にはもう遅かった。白いそれは俺の額を直撃した 「っだ!?」 まともに額に受けて悶絶しながら、額にあたったそれを拾い上げた 何だこれ?…………チョーク? 額にあたったせいか多少欠けていたが、間違いなくチョークだ その時、下げていた視線の中に人の足が見えた 俺はこの時代に、チョークをあの速さで投げる人は1人しか知らない……… 「おい、優希。俺の授業中に呆けてるなんて、いい度胸してるじゃねーか。見直したぜ」
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