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……俺の担任兼、数学の先生。「月影 秋夜(つきかげ しゅうや)」先生だ
口調と名前だけだと男性に思われるが、先生は女性である。しかも、その辺を歩いている女性とは全然違う……
まず背が高く、腰まで伸びた髪、枠の厚い赤いメガネ、スタイルだってかなりいい。先生を一言で表すなら「カッコいい女性」って感じだ
ただ、性格が…………ね
「しゅッ……秋夜…先生」
「俺の授業の時に考えてることだ。さぞ、大事なことなんだろう?この優しい先生に話してごらん」
「え!?いや……あの……それはですね……」
どうする!?
ここは正直に話すべきか……。でも、嘘ついても先生読心術使えるって噂だからなぁ……。バレたら殺されるかも………
……うん。正直に話そう
「ほら、早く言いなよ。それとも話せないことかな?」
「じ……実はですね……。今日の夕食を何にするか考えてまして……」
ブチッ
あれ?何今の音
そして何で皆俺から離れて行くの!?
…………もしかして、ヤバい?
「おい、優希」
「は……はい!!」
勢いで立ち上がったものの先生の方が目線が高かった
俺の身長は175センチはあるから小さいわけではない。先生が大きいのだ………
「今日の夕食を考えてたんだよな?」
「そ……そうです」
ヤバい!!先生の目がヤバすぎるよ!!
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