803人が本棚に入れています
本棚に追加
このままだとヤバい………
こんな時こそCMみたいなカードがあれば………
殺られる
殺される
とりあえず死んでみる
どれも同じじゃねぇか!!
こうなったら不本意だが恭助に助けを求めるしか……
隣を見るとそこには、俺の写真に黙祷(もくとう)をしている最中の恭助がいた
なっ!?
俺はまだ死んでねーー!!
俺は心の中で叫んだ。生きてたら絶対殴ると心に刻みつつ、先生の話を聞いた
「実はさぁ、俺も晩飯何にしようか迷ってたんだよ」
「へぇー。そ……そうなんですか。き……奇遇ですね……」
「でも実は、今決まったんだよ。知りたいか?教えてやるよ」
そう言って先生は妖艶(ようえん)な笑みを浮かべた
知りたくないなんて言わせないって言っているような顔だった
………嫌な予感がする
「今日の俺の晩飯は………。お前だ、優希!!」
「やっぱりだーー!!」
「だから、ちょっと着いてこいよ。なっ?」
そう言いながら俺の襟を引っ張りながら歩きだした
「あっ…ちょっ!?待ってください!!」
「イ・ヤ・だ・ね」
教室中の視線が、哀れみの目をしているように見えたのは錯覚だと言って欲しい……
最初のコメントを投稿しよう!