~出会いと始まり~

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このままだとヤバい……… こんな時こそCMみたいなカードがあれば……… 殺られる 殺される とりあえず死んでみる どれも同じじゃねぇか!! こうなったら不本意だが恭助に助けを求めるしか…… 隣を見るとそこには、俺の写真に黙祷(もくとう)をしている最中の恭助がいた なっ!? 俺はまだ死んでねーー!! 俺は心の中で叫んだ。生きてたら絶対殴ると心に刻みつつ、先生の話を聞いた 「実はさぁ、俺も晩飯何にしようか迷ってたんだよ」 「へぇー。そ……そうなんですか。き……奇遇ですね……」 「でも実は、今決まったんだよ。知りたいか?教えてやるよ」 そう言って先生は妖艶(ようえん)な笑みを浮かべた 知りたくないなんて言わせないって言っているような顔だった ………嫌な予感がする 「今日の俺の晩飯は………。お前だ、優希!!」 「やっぱりだーー!!」 「だから、ちょっと着いてこいよ。なっ?」 そう言いながら俺の襟を引っ張りながら歩きだした 「あっ…ちょっ!?待ってください!!」 「イ・ヤ・だ・ね」 教室中の視線が、哀れみの目をしているように見えたのは錯覚だと言って欲しい……
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