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「………神楽、何かあったの?」
「気にしないで。こいつが馬鹿なだけよ」
今の状況を説明すると、時間は放課後だ。そして俺は神楽に襟を捕まれ、引っ張られてる
自分で歩きたかったが、さっきまで体中が痛くて動けなかったから神楽に下駄箱まで運んでくれるよう頼んだらこのザマよ
「優希、大丈夫?」
「………大丈夫に見えるなら、お前……眼科行った方がいいぞ」
「一体何があったらそんなになるのか教えてくれないかな?」
……………思い出すのも嫌なんだがな
~~30分前~~
俺は秋夜先生に空き教室まで引っ張られていった
「………さぁて、どう料理してやろうか」
「せ……先生。とりあえず話し合いで解決しませんか?」
「はっ、お断りだね」
………鼻で笑われましたよ
「お前に選ばせてやるよ。叩きにすり下ろし、何だっていいんだぜ?…………えっ?先生に任せます?お前いい覚悟出来てるじゃねーか」
そんなこと言ってないし!!
でも、俺は震えることしか出来なくなっていた。蛇に睨まれたカエルってきっとこういうことを言うんだろうな
「んじゃ…………さよならだ」
さよならって、俺死ぬの!?
ってか、来るなよ!!
こっち…く……来るなって!!
い………いやぁぁぁぁあぁああ!!!!
その後は普通に授業やって今にいたるわけである
「へぇ………。大変だったね」
お前もそんな冷たい目で見るなよ………
「あぁ……。まだ体中が軋むよ。あの先生本当に容赦ないんだから……」
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