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翌日の朝 12月25日(日曜日)
「うッ………」
優希は明るい日差しに一度起こされた。でもせっかくの休みだから、二度寝しようと思い寝返りをうって、すぐ傍にあったモノを抱き寄せた
「あぁ~………。何だこれ……?すごく暖かくて、気持ちいい……」
そして、さらに強く抱き締めた時だった
「………ッん」
「へっ……?」
なんだか人の声のようなものが聞こえたから、重いまぶたをあげると
「……………………」
そこには女の子の顔が目の前にあった
「うッ………うわぁーー!?!?」
優希はびっくりして後ろに下がった拍子にベッドから落ちてしまった
「いてッ!!」
頭から落ちたからかなり痛そうだ
優希は頭を押さえながら、光の速さよりも速く覚醒した頭を使って現状を把握しようとした
……よし、まずは落ち着こう。今のこの状況は何だ?
昨日の夜はもちろん居なかった。朝起きたら何で女の子が居るんだ?
優希は女の子を観察しようとベッドの方に目を一瞬向けたが、すぐに戻した。
さっきはびっくりして気づいていなかったがあることに気づいた
何で裸なんだよ!?!?
おかしいだろ。何でこんな時季に服着てないんだよ!?
「あぁ……。もうワケが分からん」
……でも、一瞬だけどマフラーをしているのは見えたけど、何だか見覚えが………
「……んぁ」
優希が頭を抱えて悩んでいると、女の子が目を覚ました
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