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部屋の騒ぎから少したって、今は一階のダイニングにいる
とりあえず、俺が絶叫した後の話をすると……
まず俺から離れてもらい、着るものを探した。女の子用の服はあるにはあったけど、香華が着ていた物のためどれも小さくて着れる物はなかった
とりあえず俺のジャージを着せたけど………ねぇ。あれだよ?あの……下…着てないから……ノ…ノーパ(ry
んで今にいたるという訳です。
俺は女の子の正面に座って話を始めた
「お前……本当にあの時の猫なのか?」
「はい、そうです。………あの、信じてないんですか?」
「まぁ……信じていない訳じゃ………ない」
とりあえず今は人が来ても大丈夫なように耳はカチューシャで隠している。尻尾は消せるらしい…。消せるのは尻尾だけらしく、耳は無理とのけとだった。
(ずいぶん中途半端だこと……)
しかし……本当なら信じないんだが……あの耳と尻尾は本物みたいだしなぁ~~……。まったく、どうしたものか……
優希が1人で唸っていると女の子の方が話始めた
「私は、優希さんのおかげで今ここに居れます。だから私は優希さんに恩返しをしたいんです」
「その恩返しって言ったって、具体的に何をするんだ?」
問題はそこである。恩返しと言ったって場合によっては迷惑なだけである。ましてや、あの有名な童話の「○の恩返し」みたいなものだったら、正直迷惑だ
優希に続いて、今度は女の子の方が喋り始めた
「それは優希さんが決めることですよ?」
………はぃ?
意味がまったく分からないんだけど?
女の子に詳しい話を聞いてみると、何でも俺のして欲しいことをしたいらしい。そして、それを達成するまでは一緒にいる………とのことだった
まぁなんともありがたいような、ありがたくないような話だ
「して欲しいことねぇ………。悪いけど今はないよ。」
「それじゃあ、今はなくても後から見つかる可能性があるってことですね?」
「まぁ………そうなる可能性がないとは言えないけど……」
「分かりました。ならして欲しいことを見つかるまで私を、ここに一緒に住まして下さい」
なん……だと?
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