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「ちょっ!?待てよ!!何でそうなるんだよ」
「だから言ったじゃないですか。見つかるまでずっと一緒にいるって」
「そうだけど………。わざわざこの家に住まなくてもいいだろ!?第一お前家ッ………」
…………そうだった。こいつ、家がなかったんだった。だから公園にいたんだろ?なのに俺は………サイテーだ
「……ゴメン。俺が悪かった」
「いえ、もう……慣れましたから……」
……嘘つけ。だったら何でそんな悲しそうな顔するんだよ……。俺、そういうの駄目なんだよ
俺は女の子の隣に立ち、頭を撫でてやった
「うにゃっ………。どうしたんですか、いきなり」
「分かったよ。俺の家でよかったら住んでいいからさ……。そんな顔するなよ」
「……………ありがとうございます//」
そう言って女の子は、少し照れながらも笑ってくれた。俺は少しだけ安心した
「さて、そうと決まれば色々準備しなくちゃな」
「準備………ですか?」
今月はいつもより出費しそうだな……。まぁ使うことないからいいか
まずはこいつのことだよな。いきなり「妹出来た!!」何て言っても疑われるのは間違いないし………。やっぱり妥当なのは親戚ってとこかな?
「お前、今日から俺の従妹な」
「い…とこ………ですか?」
「いきなり住んでる人増えたらビックリするだろ?だから従妹にしとけば多分問題ないだろ」
「なるほど…………」
次は………名前かな?
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