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その時見た不思議な夢のことは今でも覚えている……
「ここ……どこだよ」
気がつくと俺はなんだか懐かしいような気がするところにいた
でも辺りは真っ暗で何も見えなかった。でも奥の方で何かが光ったような気がした
「……何だ……あれ?」
俺は歩き出した。自分を呼んでいるような光に向かって……
近づいて行くにつれてだんだん光の正体が見えてきた
「あれは……桜の木…?もしかして……凪桜の木か!?ってことはここは凪公園!?」
凪公園は家からそんなに遠くないところにあるわりと小さな公園だ
でもそこには大きな桜の木があってみんなはそれを「凪桜の木」って呼んでいた
桜の季節になるとよく花見をしに来る人も少なくはない、俺の家族も毎年のように花見に来ていた
妹の香華とは花見に限らず毎日のように遊びに来ていていた………
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