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さぁて電話もしたし、あとは待つだけかな?あぁ~………しかし、腹減ったな。そういや起きてから何も食べてなかった
俺はソファーから腰をあげ伸びをした
「梓、お前も起きてから何も食べてないだろ。何か食べるか?」
「あの……いいんですか?私がご飯を一緒に食べても」
俺は予想外の言葉が返ってきて、キョトンとした
「………はぁ?当たり前だろ。俺たちはもう家族なんだからな。家族で飯食べるのは当然だろ?」
俺はそう言いながら梓の頭を少し力を入れて撫でてやった
「あぅ~……痛いですぅ。でもありがとうございます」
「おう。……さぁて飯、作りますか!!梓はちょっと待っ…うぁ!?!?」
「きゃぁっ……!?」
その時、俺は机に足をぶつけて梓の方に倒れてしまった。その拍子に梓に覆い被さるような感じになってしまった
「いってぇ………」
目を開けると目の前に梓の顔があった
「いやぁっ………その………悪い」
「いっ……いえ。大丈夫です」
しかし、こうして近くで見ると本当にかわいい顔してるよな、こいつ。ちっちゃいけどスタイルだって悪くないし。…………やべ。体が離れん………。
「あの………どうかしました?」
そんな目で見るなよ……。俺だって思春期真っ只中だぜ?朝、いろいろとモロ見ちまったから理性が保ってんの大変だったのに、理性が……保て…なく…な…る…………
「…………ごめん」
「はい?何がですか?」
うわぁーーー!!!もう駄目だぁーーー!!
俺の理性が崩壊しそうになった時、天使がやって来た
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