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「恭介、あんた五月蝿いから黙ってなさいよ」
「……………神楽、聞こえてないから」
俺の攻撃力は多分神楽の十分の一にも満たないだろう。そんな攻撃を喰らった恭介は、今完全に気を失っている
「とっ………とりあえず、本題に入るわ。今日お前らを呼んだのはちょっと手伝ってもらいたいことがあんだよ」
「「手伝って欲しいこと?」」
神楽と空は口をそろえて言った
「あぁ。実はワケあって梓の着る服がないんだよ。………下着を含めてな」
「何!?下着!?」
気を失っていた恭介がいきなり起き上がった。
えっ何?「下着」って言葉に反応したの、こいつ……。うわぁ……マジで気持ち悪!!
「また五月蝿くなるからお前は寝てろ」
「うばぁっ!!」
あぁ~……。今度はボディーに逝ったよ………。死んだな、あいつ
「なるほど。女子の服が分からないから私に頼もうってワケね。下着なんてもってのほか」
「……御察しのとうりで」
さすが神楽。よく分かってることで……
「お金はもちろん俺が出す。それに、お礼に何かおごってやるから頼むよ」
俺は手を合わせて神楽に頼んだ
「う~ん……。いいわよ」
「本当か!?」
やっぱり持つべきものは友だな!!今なら天使に見えるぜ!!
「ただし!!……条件があるわ」
「…………条件?何だよ」
「それは行ってからのお楽しみ」
そう言って神楽は妖艶な笑みを浮かべた
………………嫌な予感がする
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