桜の香

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春の香りが風に乗ってやってくる さくはの花びら舞う季節に 柔らかな感覚 ざらついた思惑とは裏腹に 止まる事なく 気付かないフリ 決め込んでた ただ 寂しかっただけなんだ 隙間を埋めるだけだったはずなのに 戻れない 戻りたい あのころの僕らには 帰れない 帰りたい どんなに望んだって 無くしたモノは 二度と元には戻らない わかっていたはずなのに 何時だって気付くのは 終わりを迎えた後 桜の花は儚く散っていく
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