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桜の舞い散るこの霊園
愛音がひとりで寂しくないように
この場所にお墓を作ったんだ
今日は俺ら4人が最後のライブをしてから
ちょうど3年経ちました
この街もだいぶ変わっちまったけど
空から見る景色は何色に見えますか?
愛音の大好きな白梅香の線香と白いバラをそえて
3人で手を合わせて
空を見上げるんだ
舞い散る桜の花びらは
天国へと届くだろうか?
なぁ愛音
君は上でも幸せかい?
恋蒔「響…」
俺は自分でも気づかないうちに涙を流していた
迅「大丈夫だ、お前の気持ちはちゃんと愛音に届いている」
そういって迅は、俺の頭を撫でてくれた
ゴツい手で何度も何度も
俺の頭を撫でてくれた
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