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「失礼します」
刹那は中に入り、
先輩の顔をチラ見した。
ちょうど風呂上がりだったらしい
先輩は半裸で
髪をタオルで
拭いているところだった。
「わあっ!!!!」
刹那は驚き急いで
ドアを閉めた。
「お前が噂のルームメートか」
先輩はずかずかと
刹那に近づいて来る。
「えっ、ちょっと…」
刹那は戸惑いながらも
逃げ場がないので
立ち止まること
しかできなかった。
やがて先輩は
刹那の目の前で止まった。
あれ?
俺この人見たことある気がする…。
黒髪に長身。
そしてかなりの美形。
確か朝に見たような…。
「あー!!!!
朝ぶつかってきた奴!!!!」
刹那が大声で叫ぶと
先輩は少し目付きが悪くなり
刹那に手を伸ばした。
なっ殴られる!!!!
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