8571人が本棚に入れています
本棚に追加
「・・・・・・緋色?」
「なんですか?」
千景の顔を覗きこむ緋色。
「私の事・・・・・・好き?」
「いえ・・・・・・大好きです!」
満面の笑みで千景をお姫様抱っこする緋色。
緋色に掴まりながら、千景も笑みを浮かべる。
「私も緋色の事、大好きよ」
自由なお姫様とそれに仕える従順な執事。
2人の関係は端から見るとそんな感じ。
けれど、2人の間には誰にも壊せない絆が存在している。
これからの2人の人生には楽もあれば苦もある。
苦の時間を2人の絆で乗り越えることを祈りたい。
「あれ? 私・・・・・・最後まで空気?」
【完】
最初のコメントを投稿しよう!