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『月ひとつ』
見上げた夜空に月ひとつ。
無数に輝いているであろう星たちは街の灯りに消されてる。
地上の輝きに負ける事なく暖かく優しく照らしてくれる月。
何処の国から見ても。
戦争の国から見ても。
飢餓に苦しむ国から見ても。
何でも捨てる国から見ても。
月はひとつ。
月は何を想う?
この星の生き物を。
空を汚し。
資源を無下に扱い。
争いをし。
過ちを繰り返す。
人間と言う名の生き物を。
月に見守られてきた地球。
人間は見守られてきたのかな。
今宵も月は輝いている。
どんな場所に立っていても…。
月の輝きは変わらない。
その輝きが怒りなのか。
それとも慈しみなのか。
解らないままに。
月を見上げよう…。
貴方も見上げませんか?
遥か昔から輝く…あの月を。
ひとつしかない空に輝く。
ひとつだけの月を。。。
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