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ブンッ!!
天高くから舞い降ちてきた踵落としが顔面1㎝前で止まった‥‥ってオイ
「ふっふっふぅ、どう?隼人ぉ、目が覚めたんじゃたいのかな?」
「目が覚めたじゃねーよ!死ぬかと思ったわ!このアホ明」
仰向けで倒れている俺の頭上でスカートを翻し、仁王立ちしている少女。これが俺の幼なじみ、
栗山 明(クリヤマ メイ)だ。
「誰がアホかなぁ?」
明が足を天高く挙げる
「スンマセン」
「解ればよろしい。で、またふみかちゃんにやられたの?」
「‥そうだよ」
妹にやられるのは日常茶飯事だ。それを幼なじみの明はよく知っている。そのうえ‥
「ふみかちゃーん、また今日もいい技だったよ~!」
「あ、明先輩!えへへ~ありがとうございます!」
この二人は何故かオモイッキリなかがいい。
両親がいない俺のために妹を小さい頃から一緒に面倒を見てくれていたからか、二人のコンビネーションは天下一で‥
「先輩、お兄ちゃんを引きずっていっちゃってくださいねぇ!」
「OK!まっかせなさい。オラ、隼人行くよ!」っとまぁこんな感じである
「ヘイヘーイ‥」
そして俺はアスファルトを引きずられて行った‥
ちなみに妹は中3です
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