束縛彼氏*

いつの間に?

ﾁｭｰでﾒﾛﾒﾛ事件ｶﾗ2日。

ﾋﾟｯﾁの番号を教えたのはいいけどかかってこない。

んーんー。

何げに気になってるね、ｧﾀｼ。

寝よ。

夜ご飯食べてお風呂も入って、一服して布団に入った。

あぁ…眠る…気持ちぃぃ。

眠りに入る瞬間が好き。
なんか夢と現実の狭間みたいなこの瞬…ﾋﾟﾛﾋﾟﾛﾋﾟﾛﾋﾟﾛｯ！ﾋﾟﾛﾋﾟﾛﾋﾟﾛﾋﾟﾛｯ！

だれぇ…？
無視していいですか？

｢…あっ！！｣

ﾊﾙかもしんない！
忘れてたけど！

深呼吸して…

｢…もしもしぃ…｣

ｧﾀｼ待ってませんよ。
今なんか寝るﾄｺだったしぃ？
全く待ってない。
なんならﾋﾟｯﾁ見つめてため息ついたり、ﾁｭｰ思い出してﾆﾔﾆﾔしたりなんかしてないし～。
みたいな感じで出た。

｢あっ寝てた？ﾊﾙだけどわかるかな？｣

｢ん…寝てた…｣

｢ごめんごめん。今話せる？ってか誰だかわかってる？｣

｢大丈夫～。ん～わかる、カラオケのﾊﾙだよね。｣

｢そぅ2⃣。すぐかけたかったんだけど携帯店に置いてて。ﾍﾞﾙ番聞いてなかったじゃん？｣

｢そっかぁ。｣

最初は他愛もない話しをしてた。