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次の日学校は起きれなくてお昼に合わせて行った。
ランにもらったカラオケ代の500円が制服のスカートのポケットに入ってたから、それで食堂でカレーうどんを注文して食べた。
ラン、ゴチになります。
食堂の端っこでカレシと座ってお昼を食べてるランに感謝の念を送った。
ァタシは高1カラ仲良しのクミコとマイといつもの席でいつものよぅにアホ話ししながら食べる。
ちょうど食べおわった頃、ァタシの頭を誰かがぽんっ♪ッてした。
「おぅ、もう平気なの?」
2年になって同じクラスになったたっつんだった。
たっつんはイケメンじゃないけど、オーラがイケメン。
ァタシのドストライク。
ギャル男で、彼女はものっそいギャル。
ァタシみたいな中途半端じゃなく、なんてゆうか…もぅ…ねぇ?
その彼女はほとんど学校来てないけど。
ァタシは2年になってから好きな人が出来たって太陽に振られた。
でも最初の出席番号順でァタシ太陽の斜め後ろの後ろのそのまた後ろぐらいだったもんだから、嫌でも視界に入る。
そのたびに涙ぐむ面倒くさい女のァタシの隣だったのがたっつん。
飴くれたり、頭ポンポンしてくれたり。
面白い手紙くれたり。
ァタシがちょっと笑うと、たっつんも口の端っこをちょっと上げるように笑う。
ちょっとニヒルっぽい笑みに惚れかけてた。
しかも当時はやりのロン毛。
しかもメッシュ。
うん、ロン毛好きなんだ、はやり関係なく今でも。
まぁでも…たっつんの彼女こえぇしな。
「お陰様で。もう恋なんてしないなんて言わないよ。絶対。」
「ふっ(字で書くと花輪君みたいだけど、あの笑みで)よかったぢゃん。」
また頭ポンポンして去ってった。
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