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「はぁ、はぁ。」
走る永琳達。永遠亭は目前だ。その時…
ドカーーーーン!!!
永遠亭が爆発した。
「うそ…でしょ…。」
唖然とする鈴仙。
「うさーマジか…。」呆れるてゐ。
「姫様!?」
永琳が崩壊した永遠亭の前で叫んだ。すると…
「げほっ、もうなんなのよ!」
ガレキの下から輝夜がでてきた。
「姫様!」
「ってえーりん!?帰ったの!?あ。」
しかし崩壊した永遠亭をみて輝夜が絶句する。
「もうー!心配させないでくださいよー。」
泣きながら抱き付く鈴仙。
「留守番も出来ないのか?この姫様は。」
文句を言っているがどこか嬉しそうなてゐ。
「鈴仙。てゐ。そんなに私の事を。」
つられて涙ぐむ輝夜。しかし…
「鈴仙。てゐ。そこをどきなさい。」
それに対して怖い表情の永琳。その顔を見て鈴仙とてゐは速攻で輝夜から離れる。
「え?何?えーりん?」
永琳も優しくしてくれると思い手を広げて待つ輝夜。
「姫様。なにやってるんですか?」
手に弓を持ち輝夜にむける永琳。
「えーりん!?ちょっと待って。怒ってるの?」
「怒る…?家を壊されて怒らないとでも思いますか?」
笑顔になったが完全に笑ってはいない。
「ご、ごめんえーりん。私だってこんな事になるなんて。」
「言い訳無用!」
「うわーん!ごめんなさいー!」
こうして姫様の留守番は永遠亭の崩壊で幕を閉じましたとさ。
ちゃんちゃん♪
「鈴仙、鈴仙。」
「どうしたのてゐ?」
「そこでこんなん見つけた。」
「何?コンロがどうかしたの?」
「これ…ガス出しっ放しだったっぽい…。」
「……あー。なるほど。ガス爆発…。」
おしまい。
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