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「ふぁーあ、もう朝?」
永遠亭に朝がやってきた。
「えーりん。」
いつものように私は永琳を呼んだ。しかし返事がない。
「えーりん?えーりん!」
何度呼んでも返事が返ってこない…。
「?。おかしいわ。いつもならすぐに来てくれるのに。」
いつもは「姫様おはようございます。今日はいい天気ですよ。」位のノリなのに。
「仕方ないわね。鈴仙!てゐ!」
しかし返事がない。
「なんなの。私だけ残してみんなで出かけたの?」
そう言って渋々布団からでる輝夜。するとテーブルの上にメモがあるのを見つけた。
「ん、何かしら?」
(姫様、今日は鈴仙達を連れて買い物にいきます。夜には帰るので良い子にしててくださいね)
「良い子にしててってなんなの!子供扱いしてー!ふふっ、いいわ。みんなが帰ってくる前に私が出来るって事を証明してあげる。ふふふふ。」
輝夜が不敵に笑う。
「アハハハハ、みていなさい!私だってやれば出来るんだから!もうNEETとか呼ばせないわー!」
そして輝夜の長い一日が始まった。
一方その頃…
「お師匠様~姫様一人残して来ちゃいましたけど大丈夫なんですかー?」
歩きながら鈴仙が永琳に聞いてみた。
「大丈夫でしょ。なるべく早く帰るつもりだし…。」
「ウサウサ、でも、帰ったら永遠亭が無くなってたりしてな~。」
てゐがからかうように笑いながら言った。
「ちょっとてゐ!変な事言わないでよ。」
「ウサ~♪」
「姫様、大丈夫かしら…。」
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