姫様のおるすばん

5/11
前へ
/11ページ
次へ
「もういいわ。複雑な料理はやめた。」 諦めるのが早い輝夜。 「でも、お腹はすいたのよねー。どうしようかしら?」 冷蔵庫を見ながら考えていると 「仕方ない、卵でいいわ。」 卵を手に取って言った。 「生ってのも何かアレね。焼きましょう。」 コンロの前に立つ輝夜。そしてハンドルをひねる。 カチャ カチャ しかし火が付かない。 「確かこれをひねればいいと思ったんだけど…?」 そこで輝夜は閃いた。 「そうだ!レンジで温めれば焼けて目玉焼きになるんじゃないかしら?」 そう言うと卵をそのままレンジにいれた。 「スイッチーオーン!」 勢いよくスイッチをいれた。 「さすが私ね。焼かなくたってレンジを使えばいいじゃない。まぁ最悪ゆで卵でもかまわないわ。」 その瞬間…光が走った。 「えっ!?何!?」 ドッカーーーーーーン 一方その頃…。 「姫様は何を食べてるのかしら。」 食事をしながら永琳が言った。 「私達だけ美味しい物食べちゃって何か悪いですね。」 鈴仙がちょっと申し訳なさそうに言う。 「うまうさー♪」 てゐもご機嫌のようだ。 「まったく、てゐは食事中はおとなしいのね。」 呆れて鈴仙が言う。 「おっ!にんじん残すならいただくうさ。」鈴仙の食事に手をだすてゐ。 「あー!それは最後に食べようととっといたのに~。」 「うーうーうまうま♪」 てゐがふざけながら言った。 「ひ、ひどいー。」 泣きながら鈴仙が言う。 「まったく。賑やかね。」 楽しい食事タイムを満喫していた。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加