姫様のおるすばん

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「さてと、始めようかしら。」 ほうきを手に輝夜が言った。 「これで掃けばいいわけよね?」 よくわからないまま掃き出す輝夜。 サッ サッ サッ 「はぁはぁ、これじゃ時間がかかるわね。もっと良い物はないかしら?」 しばらくしてから再び掃除道具を取りにいった。 「あら?これがいいわね。」 そう言って掃除機を取り出した。 「それじゃスイッチオン。」 ・・・シーン・・・ 「おかしいわね。動かないわ?」 理由が解らず掃除機の周りをくるくる回る。そこでやっと気がついた。 「あ、コンセントが挿さってなかったわ。」 改めて電源をいれる輝夜。 ブォォーー 「す、凄いわ!これならあっという間ね。」 意気揚々と掃除を始めた。 一方その頃…。 「用も済んだし早く帰りましょう。」 急ぎ足で歩く永琳。 「師匠~。待って下さいよ~。」 たくさんの荷物を持って必死に追いかける鈴仙。 「鈴仙ー。遅いぞー。早く来ーい。」 てゐが遅れてる鈴仙に向かって呼びかける。 「はぁはぁ。そんなに言うならアンタもう少し荷物持ちなさいよ!」 「いやうさ~。」 そう言ってさっさと走って永琳の元へいった。 「ちょ、待ってー。師匠ー。てゐー。おいてかないでよー。」
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